紅蓮術士と召集【翻訳】・その1
2004年5月15日 翻訳Pyromancer BiddingGoblin Pyromancer / ゴブリンの紅蓮術士 (3)(赤)
(PlayorDraw.com)
http://www.playordraw.com/db/article.asp?ID=400
クリーチャー ― ゴブリン(Goblin)・ウィザード(Wizard) Onslaught,レア
ゴブリンの紅蓮術士が場に出たとき、全てのゴブリン(Goblin)はターン終了時まで+3/+0の修正を受ける。ターン終了時に、全てのゴブリンを破壊する。
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●カード検索
私は現在のスタンダードのゴブリンデッキを研究していると、小さな文字の中から1つの「爆弾カード」と書かれたものを見つけたんだ。そのカードを出して相手のクリーチャーを全滅させたり、コントロールデッキに対して圧力を掛けたりすれば勝ちだ。
私が話しているゴブリンとは《ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer》ことだ。
●爆弾カードはデッキが無いとダメなんだ
私は現在「爆弾カード」を持っているんだ。だけど「爆弾カード」持っていてもデッキが無ければ意味がないんだ。良い例としてはアポカリプスの《魂売り/Spiritmonger》で、いいカードなんだけど当時のスタンダードにおいて他にあまり良い緑と黒のカードが無く良いデッキで使われなかったんだ。
●爆弾カードを生かすデッキを探そう
じゃあ…《ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer》は今のスタンダードのどこに入ることができるかな?候補は2つ、ゴブリン招集と赤単ゴブリンがある。どっちも赤いクリーチャーを入れることが出来るデッキなんだけど、私の見解では、召集タイプにおいては大きなシナジーがあるけど赤単においてはそれが無いから《ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer》は召集タイプに適しているとと思う。
●デッキ名"Pyromancer Bidding"
2 《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
4 《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
3 《ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer》
3 《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》
4 《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》
4 《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
4 《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
4 《スカークの探鉱者/Skirk Prospector》
2 《火花鍛冶/Sparksmith》
3 《総帥の召集/Patriarch’s Bidding》
4 《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
4 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4 《真鍮の都/City of Brass》
12 《山/Mountain》
3 《沼/Swamp》
(サイドボード)
3 《爆破/Detonate》
3 《残響する破滅/Echoing Ruin》
3 《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》
3 《野火/Flashfires》
2 《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
1 《総帥の召集/Patriarch’s Bidding》
この召集デッキは《ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer》を最も生かさないといけない。ゆえにコントロールしたり除去したりするカードはメインではなくサイドボードに詰め込んでおいた。
●"Pyromancer Bidding"の誕生
私は(従来の召集タイプのデッキから)《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》《残響する破滅/Echoing Ruin》を抜いた。《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》はミラーマッチに置いて重要なカードだし、土地が溢れるほどあろうと土地事故状態だろうとカードを引け、相手クリーチャーを殺すことができ、さらには《総帥の召集/Patriarch’s Bidding》で蘇ることもできる。《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》はミラーマッチや他のマッチでも有効だし、《残響する破滅/Echoing Ruin》は親和に対して非常に良く効くカードだ。
なのに何故私がこれらのカードを抜いたかというと、《ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer》の主な使い方は相手のクリーチャーを除去することなんかに時間使わずに相手に致死量のダメージを与えてやることなんだ。確かに対戦相手はクリーチャーで全軍攻撃してくるだろうけど次のターンにこちらが《ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer》を出すなんて普通は思っちゃいないさ。
●マッチアップ
カードもある、デッキもある。しかしこの壊れたカードだらけのスタンダードにおいて居場所はあるだろうか?
うん、このデッキはトーナメントで1位になることもできると私は思う。じゃあそのためにマッチアップについて話そう。
vs親和(勝率40%)
メインは相手がヌル引きじゃないとつらいものがある。《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》《頭蓋骨絞め/Skullclamp》のうち2枚が出されたらかなりきついものがあるだろう。
・サイドアウト
4《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
1《ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer》
4《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
・サイドイン
3《爆破/Detonate》
3《残響する破滅/Echoing Ruin》
3《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》はテンポが悪くなるため、《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》は常にブロッカーを出されているだろうからいらない。代わりに親和に効く3種類の除去を追加だ。ちなみにこのデッキのサイドボードに《紅蓮地獄/Pyroclasm》が入ってないのは、たとえ親和に効こうとも《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》がいない限りこっちのクリーチャーも全滅してしまうからだ。
vs青白(勝率80%)
一番楽なマッチアップだ。相手の全体除去スペルを常に考慮に入れつつ《正義の命令/Decree of Justice》の兵士トークンに対しては《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》を。注意すべきは序盤に《頭蓋骨絞め/Skullclamp》を引くことに時間を割きすぎてダメージを与えないことだ。《総帥の召集/Patriarch’s Bidding》も(もう1枚かそれ以上無いと)カウンターされれば終わりだからね。
・サイドアウト
2《火花鍛冶/Sparksmith》
2《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
・サイドイン
3《野火/Flashfires》
1《総帥の召集/Patriarch’s Bidding》
クリーチャー除去を抜いて上記の4枚を追加だ。相手は《銀騎士/Silver Knight》や《赤の防御円/Circle of Protection: Red》を入れてくるだろう。が、しかしそれ以上にダメージを与えれるだろうから乗り切れるだろう。
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