GPオーランド+その他
2004年7月7日 翻訳Traffic and Weather Reportスタンダードでは赤青《抹消/Obliterate》が勝ったカナダ選手権ですが、GPオーランドのブロック構築はどうなんでしょうか。・・・とちょっと期待させるようなこと言ってますが目新しいデッキはありません(-_-)
Block constructed at Canadian Nationals
(magicthegathering.com)
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/bd131
まずは優勝者の赤コンをどうぞ。
10《山/Mountain》
4《大焼炉/Great Furnace》
4《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
4《炉のドラゴン/Furnace Dragon》
4《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
4《弧炎撒き/Arc-Slogger》
3《焼炉の仔/Furnace Whelp》
3《マグマの噴流/Magma Jet》
2《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》
2《衝動のタリスマン/Talisman of Impulse》
4《煮えたぎる歌/Seething Song》
4《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》
4《爆片破/Shrapnel Blast》
4《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge》
(サイドボード)
4《粉砕/Shatter》
3《減衰のマトリックス/Damping Matrix》
4《溶鉄の雨/Molten Rain》
4《残響する破滅/Echoing Ruin》
従来のものと大きな差はありません。フル投入した《炉のドラゴン/Furnace Dragon》と《煮えたぎる歌/Seething Song》で親和と《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》を喰ったようです。また、5DNからは《焼炉の仔/Furnace Whelp》が採用されています。普通のデッキには《火の玉/Fireball》が採用されているのですが除去されなければ《焼炉の仔/Furnace Whelp》のほうが与えるダメージは大きいですからね。《炉のドラゴン/Furnace Dragon》で勝てないデッキ(緑単とか)に効きそうです。
ちなみにその緑単は…
23《森/Forest》
4《トロールの苦行者/Troll Ascetic》
3《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》
3《腐食ナメクジ/Molder Slug》
3《永遠の証人/Eternal Witness》
4《シルヴォクの開拓者/Sylvok Explorer》
4《ファングレンの初仔/Fangren Firstborn》
3《ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot》
3《テル=ジラードに選ばれし者/Tel-Jilad Chosen》
4《創造の標/Beacon of Creation》
3《絡み森の脈動/Pulse of the Tangle》
3《捕食者の一撃/Predator’s Strike》
(サイドボード)
1《ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot》
3《酸化/Oxidize》
4《映し身人形/Duplicant》
4《テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justice》
3《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
5DNからは《永遠の証人/Eternal Witness》《シルヴォクの開拓者/Sylvok Explorer》《創造の標/Beacon of Creation》《テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justice》と様々なものを得ました。《シルヴォクの開拓者/Sylvok Explorer》は《ファングレンの初仔/Fangren Firstborn》を3ターン目したり普通にマナブーストに役立ちます。5DNが入るまでは《銅のマイア/Copper Myr》が採用されていたことがありましたが《シルヴォクの開拓者/Sylvok Explorer》の採用によって完全に相手のアーティファクト破壊を無駄にさせることができるようになりました。大きなポイントですね。その他は《捕食者の一撃/Predator’s Strike》ですが《創造の標/Beacon of Creation》を4枚も採用しているので《残響する勇気/Echoing Courage》のほうがいいんじゃないかなという気もしますがやはりトランプルが効くのでしょうか。また《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》を採用していなく、《厳粛な空護り/Somber Hoverguard》などへの対策がされていないようですがトップ8の3つの親和デッキを見ると3人中1人しか採用してなく、それも2枚(サイドにも2枚)しかなかったのでそれほど問題ではなかったのでしょう。
一方、GPニュージャージーとPTQコロンバスの赤コンにはちょっと驚くカードが採用されています。なんと《メガエイトグ/Megatog》です。
3《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
11《山/Mountain》
4《大焼炉/Great Furnace》
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
4《メガエイトグ/Megatog》
3《炉のドラゴン/Furnace Dragon》
4《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
4《弧炎撒き/Arc-Slogger》
3《爆破/Detonate》
4《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》
4《溶鉄の雨/Molten Rain》
3《衝動のタリスマン/Talisman of Impulse》
3《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》
4《爆片破/Shrapnel Blast》
2《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge》
(サイドボード)
4《粉砕/Shatter》
3《手綱取り/Grab the Reins》
4《マグマの噴流/Magma Jet》
4《火炎崩れ/Flamebreak》
このデッキには8枚のアーティファクト土地(《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》を入れると11枚)と6枚の《〜のタリスマン/Talisman of 〜》、それに《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》と合計18枚(21枚)のアーティファクトが入っています。デッキの約1/3がアーティファクトなので《メガエイトグ/Megatog》が出て攻撃する頃には3〜5枚くらい場に出ているでしょう。そう考えれば爆発力はすごいものです。これからも赤コンのメインに居座るのでしょうか。ちなみに上記のデッキは優勝者のものですが2位もまた赤コンで、そちらには《焼炉の仔/Furnace Whelp》が採用されています。
ふむふむ、優勝者だけ見ると赤コンが勝っているようですが実際の勝ち組は何のデッキなのでしょうか。GPオーランド、GPニュージャージー、PTQコロンバスの3つだけですが以下の統計がとれました。
・Big Red-25人中5人決勝進出
・親和-18人中5人決勝進出
・緑単-11人中1人決勝進出
・《歯と爪/Tooth and Nail》-28人中7人決勝進出
・青緑《水晶の破片/Crystal Shard》-25人中3人決勝進出
・《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》-12人中1人決勝進出
・Angelic Control(≒青白コン)-4人中1人決勝進出
以下決勝進出者0のデッキ
・赤緑-5人
・舞妓マーチ-7人
・青白コントロール-2人
・その他-13人
これだけ見ると赤コン、親和、《歯と爪/Tooth and Nail》と王道デッキが勝っていますね。またも文字制限が来たので今日はここらへんで。
(=゜ω゜)ノジャ、マタ!!
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